掛軸 有馬頼底「山水図只在此山中」絵:木村閑流
品番号:KN1
商品名:掛軸 有馬頼底「山水図 只在此山中」 絵:木村閑流
価格:65,000円 税込 送料無料
総丈:幅47.2 × 高さ196.3(cm) 軸先含まず
本紙:幅33.6 × 高さ112.0(cm)
本紙:紙本
軸先:木製
箱 :共箱 太巻き 二重箱
備考:年中掛け 季節を問わずお楽しみいただけます。
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説明
極僅かに薄い点シミが数か所ありますが、薄く、本紙が和紙のようになっているため、目立たず鑑賞に支障はありません。そのままご鑑賞いただけます。
禅語(只在此山中)
只在此山中 雲深不知処 (ただこのさんちゅうにあらん くもふかくしてところをしらず)松の下に一人の童子がいます。「隠者(仙人)は何処にお出かけになったのか」と尋ねると、童子は答えます、「先生は薬草を採集しに行かれた」。この山中に居られる事は間違いないようだが、こう雲が深くてはどの辺だか一向にわからない。
隠れた普遍的で基本的な人間性を仏性と呼びます。仏性は純粋な人間性です。修行僧はそれを求めて毎日毎日実参苦修、追い求めます。しかし中々得られません。それは何処か、遠い別な場所にあるわけではないのです。一番身近な自分自身の心の中にあるのです。それを求めてウロウロしているのが昨今の私達です。それを古人は「只だ此の山中に在らん、雲深くして処を知らず」と寸評するそうです。
画讃:有馬頼底(ありま らいてい)
臨済宗相国寺派管長
相国寺、金閣寺(鹿苑寺)、銀閣寺(慈照寺)の3か寺の住職を兼ねる。京都仏教会理事長 臨済宗の僧相国寺承天閣美術館館長。著に『古寺巡礼相国寺』『禅と茶』等。絵:木村閑流(きむら かんりゅう)
南画・水墨画家・無所属
新潟県出身
昭和十二年生
東京理科大学卒
高校教諭のかたわら渡瀬凌雲に南画を習う
昭和五十四年 京都で作家活動に専念
昭和六十三年 大丸京都店にて個展
以後 各地百貨店にて個展 三人展
展示会等多数空間を生かした素材で大らかな味わい深い作品が特徴